【038】堀米庸三の歴史

2011年秋

受付終了
講座番号 038
開催日 2011/10/05 ~ 2011/12/07
曜日
時間 15:00 ~ 16:30
回数 全5回
定員 30名
最少催行人数 5名
受講料 15,000円
教材費(全員対象)

講座詳細

むかし堀米庸三という歴史家がいました。鎌倉に住み、本郷の東京大学で教鞭をとっていました。退職後、病に冒されて、わずか2年で世を去りました。皆さんはどのような堀米庸三をご存じでしょうか。NHK テレビの放送大学実験講座「西欧精神の探究」の司会者であり、またみずから講義も行った彼をご記憶でしたでしょうか。これが彼の最後の仕事になりました。彼はたぐいまれな歴史感覚の持ち主で、日本と西洋、現代と中世という時空のへだたりを越えるすべを心得ていました。

講師

堀越孝一(ホリコシコウイチ) 学習院大学名誉教授

【プロフィール】
1933年東京に生まれる。学習院大学名誉教授。テキストに掲げた著述の他『ブルゴーニュ家』(講談社現代新書)『わが梁塵秘抄』(図書新聞)など著述は多岐にわたるが、ホイジンガの『中世の秋』(中央公論新社)をはじめ翻訳物も数多い。とりわけ『ヴィヨン遺言詩注釈』は、著述と翻訳の両面にわたる大部の仕事で、1997年から2002年にかけて小沢書店から4冊本を出版。現在、悠書館から再刊中。また、『パリの住人の日記』訳注の仕事も開始。すでに第1巻、第2巻を八坂書房から刊行し、引き続き第3巻刊行の作業中。

堀越孝一先生

講座スケジュール

実施日 時間 講座内容 担当講師
1 10/5(水) 15:00~16:30 『現代歴史学入門』はいま歴史を考える
彼の「わが史学概論」
堀越 孝一
2 10/19(水) 15:00~16:30 『中世国家の構造』の熱い論客から『封建社会』の監訳者へ 堀越 孝一
3 11/16(水) 15:00~16:30 『正統と異端』は中世カトリック教会の原則と運用を思い量る 堀越 孝一
4 11/30(水) 15:00~16:30 『中世の光と影』は雪のカノッサ城址に立って歴史を再演する 堀越 孝一
5 12/7(水) 15:00~16:30 『西欧精神の探究』が皆さんを「革新の十二世紀」へ案内する 堀越 孝一

受付終了

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