【010】『今昔物語集』の世界を旅する説話のなかの平安時代

2012年春

受付終了
講座番号 010
開催日 2012/04/12 ~ 2012/06/21
曜日
時間 10:40 ~ 12:10
回数 全6回
定員 30名
最少催行人数 8名
受講料 18,000円
教材費(全員対象)

講座詳細

『今昔物語集』は1000以上もの説話を収めた平安時代の説話集です。生き生きとした表現が特徴で、芥川龍之介にインスピレーションを与えたことは有名です。本朝(日本)の巻々には、天皇・貴族や武士から庶民、鬼や変化の者たちが登場し、人間臭い振る舞いや不思議な行動を繰り広げていて、原文を読めば、現代人には信じられないような平安時代の人々の感覚や世相を知ることができます。今回も、色々なタイプの興味深い説話を選びました。歴史学を専門とする講師とともに、『源氏物語』からは見えない平安時代の京・地方をご一緒に旅しましょう。

注意事項

参考図書『今昔物語集』三~五 (新日本古典文学大系)(岩波書店)

講師

中込律子(ナカゴミリツコ) 学習院大学・学習院女子大学・國學院大學講師

【プロフィール】
1988年学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士後期課程単位取得。博士(史学)。学習院大学・学習院女子大学・國學院大學非常勤講師。著書『平安時代の税財政構造と受領』(校倉書房)、共著『王朝の権力と表象』(森話社)・『平安京 くらしと風景』(東京堂出版)・『古代の人物』第6巻(清文堂出版)・『人と動物の日本史』第2巻(吉川弘文館)、共監修『勘仲記』第一・第二(史料纂集、八木書店)など。

講座スケジュール

実施日 時間 講座内容 担当講師
1 4/12(木) 10:40~12:10 藤原利仁が芋粥をふるまう話
―都の人・地方の人
中込 律子
2 4/26(木) 10:40~12:10 寸白(サナダ虫)男が胡桃を食べてとけてしまう話
―国司の赴任
中込 律子
3 5/10(木) 10:40~12:10 平貞道が道で会った人の首をとる話
―武士気質
中込 律子
4 5/24(木) 10:40~12:10 蜂を飼う妖しげな商人の話 中込 律子
5 6/7(木) 10:40~12:10 ある歌人の女性が鳥辺野で最期を迎える話・犬が捨子を養う話 中込 律子
6 6/21(木) 10:40~12:10 源博雅が逢坂の蝉丸に会いに行く話
―音楽家二人の出会い
中込 律子

受付終了

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