【S07】文学の散歩道『荻窪風土記』の文士たち井伏鱒二と太宰治

2012年春

受付終了
講座番号 S07
開催日 2012/04/27
曜日
時間 13:00 ~ 14:30
回数 全1回
定員 90名
最少催行人数 15名
受講料 1,500円
教材費(全員対象)

講座詳細

昭和2年(1927)、作家井伏鱒二は「明窓浄机」の境地を求め、当時郊外であった現在の杉並区清水(当時は豊多摩郡井荻町大字下井草)に移り住み、以後六十有余年、亡くなるまでこの地に居住しました。井伏を慕った太宰治も、三鷹に落ち着くまでの間、井伏の家の近くの下宿を転々として名作を生み出していきました。井伏の家にぶらりと立ち寄った太宰が井伏を誘い、縁台を持ちだして、庭で将棋をするといったことが頻繁に行われていました。
太宰治の結婚式もこの井伏の家で行われましたが、なかなか来ない写真屋さんを待ちきれず太宰は早く着物を脱ぎたがり井伏は井伏で写真屋の遅刻にいらいらとするといったてんやわんやの騒ぎもありました。この講座では、太宰をはじめとする文士たちが登場する、井伏の著した『荻窪風土記』を取り上げて、井伏と太宰、さらには上林暁・青柳瑞穂・外村繁など阿佐ヶ谷文士などの交遊の様子を探っていきます。

注意事項

本講座は、複数受講割引対象外講座です。

講師

杉本雅晃(スギモトマサアキ) 杉並区立郷土博物館学芸員

【プロフィール】
1998年学習院大学文学部史学科卒業。2009年京都造形芸術大学大学院芸術研究科修士課程修了。杉並区立郷土博物館にて準常設展「杉並文学館」の運営にあたる。文学とそれを生み出す地域との関わりをテーマとして、首都大学東京オープンユニバーシティなどで講師を務める。

講座スケジュール

実施日 時間 講座内容 担当講師
1 4/27(金) 13:00~14:30 杉本 雅晃

受付終了

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