【040】中世ヨーロッパの歴史を読む(4)

2015年秋

受付終了
講座番号 040
開催日 2015/10/07 ~ 2015/12/02
曜日
時間 15:00 ~ 16:30
回数 全5回
定員 30名
最少催行人数 8名
受講料 15,000円
教材費(全員対象)
テキスト・教材:窓口購入できます
  • 「中世ヨーロッパの歴史」(講談社学術文庫) 1,400円

講座詳細

14世紀後半は伝統の保守の時代だったといってよいでしょう。フランスでもイギリスでも既存の政治権力にひびが入りました。ローマ・カトリック教会の体制についても同じことがいえます。だからといってそれにかわる何か別の物が模索されたというわけではありません。革命が起きたわけではなく、宗教改革が提起されたというわけでもありません。なんとか伝統を保守しようという動きが全般に見られました。

講師

堀越孝一(ホリコシコウイチ) 学習院大学名誉教授

【プロフィール】
1933年東京に生まれる。学習院大学名誉教授。テキストに掲げた著述の他『ブルゴーニュ家』(講談社現代新書)『わが梁塵秘抄』(図書新聞)など著述は多岐にわたるが、ホイジンガの『中世の秋』(中央公論新社)をはじめ翻訳物も数多い。とりわけ『ヴィヨン遺言詩注釈』は、著述と翻訳の両面にわたる大部の仕事で、1997年から2002年にかけて小沢書店から4冊本を出版。現在、悠書館から再刊中。また、『パリの住人の日記』訳注の仕事も開始。すでに第1巻、第2巻を八坂書房から刊行し、引き続き第3巻刊行の作業中。

堀越孝一先生

講座スケジュール

実施日 時間 講座内容 担当講師
1 10/7(水) 15:00~16:30 シャルル5 世がポワチエの敗戦のケリをつけた。
王家役人に人材がそろった。
財政、税制、軍制がシャンと立ち直った。
堀越 孝一
2 10/21(水) 15:00~16:30 1369年、ブルゴーニュ侯フィリップがフランドル伯女マルグリットと結婚した。
ブルゴーニュ家の家運伸張の方向が見えてきた。
堀越 孝一
3 11/4(水) 15:00~16:30 リチャード2 世は家運が傾くのを予感したのか、家のシンボル樹である「プランタジネット(エニシダの花枝)」をしきりに身辺に飾った。 堀越 孝一
4 11/18(水) 15:00~16:30 ローマ・カトリック教会の統一性が失われ、一時は3 人も法王が立つという事態となった。この「教会の分裂」の解決は15世紀のコンスタンツ公会議まで持ち越された。 堀越 孝一
5 12/2(水) 15:00~16:30 フランス王妃イザボー・ド・バヴェールは、まるで異国の女と人にいわれながら、精神疾患にかかった夫王をよく助けた。 堀越 孝一

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