【003】(冬)『今昔物語集』から平安朝の人々の生き方をさぐる

2019年冬

受付終了
講座番号 003
開催日 2020/02/16 ~ 2020/03/29
曜日
時間 13:00 ~ 14:30
回数 全5回
定員 40名
最少催行人数 8名
受講料 16,500円
教材費(全員対象)

講座詳細

『今昔物語集』は1000以上の説話を収めた平安時代の説話集です。天皇から庶民、変化の者たちの人間臭い振舞いや不思議な行動が鮮烈な表現で描かれ、現在人とは異なる平安時代の人々の感覚や世相も知ることができます。今回は、寄生虫の不思議な話(赴任した受領の話でもあります)、伊勢平氏の祖平貞盛が胎児の肝を薬にする話、風流とグルメの話などを読みます。歴史学専門の講師とともに、『源氏物語』からは見えない平安時代を旅しましょう。

*寸白(サナダ虫)男の信濃守が胡桃を食べてとけてしまう
*平貞盛が児肝で生き延びる話
*貝を贈られた妻の態度に愛想をつかした夫の話
*丹波住人が風流を介さない妻を離縁する話
*殿上人の妻が僧と密通し,ちょっとのミスでバレる話

※各説話,長いもの短いものがあるので,1回1話とは限りません。
  順次読み進め,進行具合で順序を入れ替えたりすることがあります。

注意事項

教材は『今昔物語集』三~五(新日本古典文学大系,岩波書店)の必要部分をプリントにします。

講師

中込律子(ナカゴミリツコ) 学習院大学・学習院女子大学・國學院大學講師

【プロフィール】
1988年学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士後期課程単位取得。博士(史学)。学習院大学・学習院女子大学・國學院大學非常勤講師。著書『平安時代の税財政構造と受領』(校倉書房)、共著『王朝の権力と表象』(森話社)・『平安京 くらしと風景』(東京堂出版)・『古代の人物』第6巻(清文堂出版)・『人と動物の日本史』第2巻(吉川弘文館)、共監修『勘仲記』第一・第二(史料纂集、八木書店)など。

講座スケジュール

実施日 時間 講座内容 担当講師
1 2/16(日) 13:00~14:30 中込 律子
2 3/1(日) 13:00~14:30 中込 律子
3 3/8(日) 13:00~14:30 中込 律子
4 3/22(日) 13:00~14:30 中込 律子
5 3/29(日) 13:00~14:30 中込 律子

受付終了

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