【005】『今昔物語集』から平安朝の人々の生き方をさぐる

2020年春

受付終了
講座番号 005
開催日 2020/04/26 ~ 2020/07/12
曜日
時間 13:00 ~ 14:30
回数 全6回
定員 40名
最少催行人数 8名
受講料 19,800円
教材費(全員対象)

講座詳細

『今昔物語集』は1000以上の説話を収めた平安時代院政期の説話集です。天皇から庶民、鬼たちの人間臭い振舞いや不思議な行動が鮮烈な表現で描かれ、現在人とは異なるこの人々の感覚や世相も知ることができます。今回採り上げるのは,宮中での死者に的確な処理をした藤原実資,良い受領が五節で苦労する話、冷酷な受領の話などです。なかでも五節は平安貴族社会の華ともいえる儀式です。歴史学専門の講師とともに、『源氏物語』からは見えない平安時代を旅しましょう。

*蔵人藤原貞高が内裏の殿上の間で俄かに死んだ話
*尾張守が五節所でバカにされる話
*日向守が任国支配での悪事隠蔽のためにしたこととは?
*鎮西の武士が双六で喧嘩となり、女たちに殺される話
*河原院で宇多院が源融の霊をみた話
※今期は長い話がありますので、全5話です。1回で終わらない話もありますが、順次説話を読み進め、進行により順序を入れ替えたりすることがあります。

注意事項

教材は『今昔物語集』三~五(新日本古典文学大系,岩波書店)の必要部分をプリントにします。

講師

中込律子(ナカゴミリツコ) 学習院大学・学習院女子大学・國學院大學講師

【プロフィール】
1988年学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士後期課程単位取得。博士(史学)。学習院大学・学習院女子大学・國學院大學非常勤講師。著書『平安時代の税財政構造と受領』(校倉書房)、共著『王朝の権力と表象』(森話社)・『平安京 くらしと風景』(東京堂出版)・『古代の人物』第6巻(清文堂出版)・『人と動物の日本史』第2巻(吉川弘文館)、共監修『勘仲記』第一・第二(史料纂集、八木書店)など。

講座スケジュール

実施日 時間 講座内容 担当講師
1 4/26(日) 13:00~14:30 中込 律子
2 5/10(日) 13:00~14:30 中込 律子
3 5/31(日) 13:00~14:30 中込 律子
4 6/14(日) 13:00~14:30 中込 律子
5 6/28(日) 13:00~14:30 中込 律子
6 7/12(日) 13:00~14:30 中込 律子

受付終了

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