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【034】映像でのモーツァルト像の変容周囲の人々の目に映った天才
2020年春
講座番号 | 034 |
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開催日 | 2020/04/26 ~ 2020/07/12 |
曜日 | 日 |
時間 | 13:00 ~ 14:30 |
回数 | 全6回 |
定員 | 60名 |
最少催行人数 | 8名 |
受講料 | 19,800円 |
教材費(全員対象) |
講座詳細
音楽史におけるヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの占める位置は途方もなく大きい。ただし彼の短い生涯を後世の人がいかに見ていたかは彼の早逝の謎もあってその時代ごとに変ってきた。これは映画でも端的にみられ、19世紀に一般化していた「天才ではあったが、その作品は生前には妻にさえ理解されず、借金生活、貧困のうちに謎の死をとげた」というイメージはもはや薄れている。特に1984年の「アマデウス」を機にその人生が様々な視点で描かれることによって、彼の人物像が大きく変化してきている。本講座はそれらの映画を鑑賞しながら、モーツァルトの近辺にいた人々が彼とのかかわりを通じ必ずしも幸福でなかった点に注目してみてゆくことにしたい。
講師
吉野忠彦(ヨシノタダヒコ) 日本・エストニア友好協会会長、湘南モーツァルト愛好家副会長
【プロフィール】
1942年、東京生まれ。1965年東京大学卒業後、日本興行銀行に入行し、主として海外、調査畑を歩く。1989-94年ルクセンブルク日本興業銀行社長時代に日本人子弟の為の補習授業校設立及び運営に寄与する。1994年、ルクセンブルク大公国よりオフィシエ勲功賞を受勲。96 年から10年間駐日ルクセンブルク大公国名誉副領事。上智大学、学習院女子大学で講義を行う。現在、日本エストニア友好協会会長、湘南モーツァルト愛好会副会長、学習院さくらアカデミー講師。2017年2月エストニア大統領より外国民間人のための最高勲章テッラ・マリア―ナ十字勲章受章。
講座スケジュール
回 | 実施日 | 時間 | 講座内容 | 担当講師 |
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1 | 4/26(日) | 13:00~14:30 | 「 モーツァルト青春への旅路」 (監督:K・キルシュナー、1974) |
吉野 忠彦 |
2 | 5/10(日) | 13:00~14:30 | 「 ナンネル・モーツァルト哀しみへの旅路」 (監督:ルネ・フェレ、2010) |
吉野 忠彦 |
3 | 5/24(日) | 13:00~14:30 | 「 アマデウス」(前編) (監督:ミロシュ・フォアマン、1984) |
吉野 忠彦 |
4 | 6/14(日) | 13:00~14:30 | 「 アマデウス」(後編) | 吉野 忠彦 |
5 | 6/28(日) | 13:00~14:30 | 「 ドン・ジョヴァンニ、天才劇作家とモーツァルトの出会い」 (監督:カルロス・カウラ、2009) |
吉野 忠彦 |
6 | 7/12(日) | 13:00~14:30 | 「 プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード」 (監督:ジョン・スティーヴンソン、2016) 付論:「モーツァルトの死について」(ドキュメンタリー) |
吉野 忠彦 |