【004】『今昔物語集』から平安朝の人々の生き方をさぐる  【対面講座】

2022年春

受付終了
講座番号 004
開催日 2022/04/24 ~ 2022/07/03
曜日
時間 13:00 ~ 14:30
回数 全6回
定員 20名
最少催行人数 8名
受講料 19,800円
教材費(全員対象)

講座詳細

『今昔物語集』は1000以上の説話を収めた平安時代院政期の説話集で す。天皇から庶民、鬼に至るまでの人間臭い振舞いや不思議な行動が鮮 烈な表現で描かれ、現代とは異なる生活感覚や世相を知ることができ ます。今回は平忠常の乱にも関わる武士棟梁源頼信の話、不気味な産女 の話,肉食などの平安時代の食生活の話(夫婦関係の話でもあります) などを採り上げます。歴史学専門の講師とともに『源氏物語』からは見 えない平安時代を旅しましょう。

源頼信が知略で平忠恒を屈服させた話
平季武が肝試しで産女の出る渡に行く話
蔵人藤原貞高が内裏の殿上の間で俄かに死んだ話
貝を贈られた妻の態度に愛想をつかした夫の話
丹波住人が風流を介さない妻を離縁する話
※今回は頼信の話が長いので,5話としました。各説話は,長さがまちまちなので,1回に1話とは限りません。上記の順で読み進める予定です。必要に応じて順序を入れ替えたり,短い説話を追加したりすることもあります。

この講座は学習院大学南1号館の教室で行います。

注意事項

教材は『今昔物語集』三~五(新日本古典文学大系,岩波書店)の必要部分をプリントにします。

講師

中込律子(ナカゴミリツコ) 学習院大学・学習院女子大学・國學院大學講師

【プロフィール】
1988年学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士後期課程単位取得。博士(史学)。学習院大学・学習院女子大学・國學院大學非常勤講師。著書『平安時代の税財政構造と受領』(校倉書房)、共著『王朝の権力と表象』(森話社)・『平安京 くらしと風景』(東京堂出版)・『古代の人物』第6巻(清文堂出版)・『人と動物の日本史』第2巻(吉川弘文館)、共監修『勘仲記』第一・第二(史料纂集、八木書店)など。

講座スケジュール

実施日 時間 講座内容 担当講師
1 4/24(日) 13:00~14:30 中込 律子
2 5/8(日) 13:00~14:30 中込 律子
3 5/22(日) 13:00~14:30 中込 律子
4 6/5(日) 13:00~14:30 中込 律子
5 6/19(日) 13:00~14:30 中込 律子
6 7/3(日) 13:00~14:30 中込 律子

受付終了

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