【032】初期のドイツオペラ  【対面講座】

2022年秋

受付終了
講座番号 032
開催日 2022/10/15 ~ 2022/12/03
曜日
時間 15:00 ~ 16:30
回数 全5回
定員 20名
最少催行人数 8名
受講料 19,800円
教材費(全員対象)

講座詳細

18世紀から19世紀初めにかけて、まだドイツでは本格的なドイツ語のオ ペラはありませんでした。総合芸術として劇場で上流階級の人々が鑑賞す るオペラは、本場イタリア物が主流をなしていて、これに飽き足らなく、ま たドイツ語をより国際的なものとせんと考えたハプスブルク家のヨーゼフ 2世はウィーンの宮廷劇場(ブルク劇場)でのイタリアものの上演をやめさ せ、レッシングなどのドイツ語の芝居とドイツ語の芸術的なオペラの上演 を強く期待しました。しかし、約10年たっても鑑賞に値するドイツ語のオ ペラは登場せず、モーツァルトの「後宮よりの誘拐」が登場した時には皇帝 の意向は再びイタリア物に変わっていました。本格的なドイツ物はヨーゼ フが崩御したのち、モーツァルトの死の直前に上演された「魔笛」が大きな 刺激になり、ベートーヴェンの「フィデリオ」を経て1821年のヴェーバーの 「魔弾の射手」により開花します(日程が一部不規則なのでご注意下さい!!)。

この講座は学習院大学南1号館の教室で行います。

講師

吉野忠彦(ヨシノタダヒコ) 日本・エストニア友好協会会長、湘南モーツァルト愛好家副会長

【プロフィール】
1942年、東京生まれ。1965年東京大学卒業後、日本興行銀行に入行し、主として海外、調査畑を歩く。1989-94年ルクセンブルク日本興業銀行社長時代に日本人子弟の為の補習授業校設立及び運営に寄与する。1994年、ルクセンブルク大公国よりオフィシエ勲功賞を受勲。96 年から10年間駐日ルクセンブルク大公国名誉副領事。上智大学、学習院女子大学で講義を行う。現在、日本エストニア友好協会会長、湘南モーツァルト愛好会副会長、学習院さくらアカデミー講師。2017年2月エストニア大統領より外国民間人のための最高勲章テッラ・マリア―ナ十字勲章受章。

吉野忠彦先生

講座スケジュール

実施日 時間 講座内容 担当講師
1 10/15(土) 15:00~16:30 モーツァルト:「魔笛」(抜粋)H・シュタイン指揮 吉野 忠彦
2 10/29(土) 15:00~16:30 ベートーヴェン:「フィデリオ」(前編) 吉野 忠彦
3 11/12(土) 15:00~16:30 「フィデリオ」(後篇)L・バーンステイン指揮 吉野 忠彦
4 11/26(土) 15:00~16:30 フォン・ヴェーバー:「魔弾の射手」(前篇) 吉野 忠彦
5 12/3(土) 15:00~16:30 「魔弾の射手」(後篇)L・ルートヴィッヒ指揮 吉野 忠彦

受付終了

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