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【004】説経節(俊徳丸・小栗判官など)の世界 【対面講座】 NEW!
最新のテキスト(岩波文庫)で読み解く
講座番号 | 004 |
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開催日 | 2023/10/29 ~ 2023/12/10 |
曜日 | 日 |
時間 | 10:40 ~ 12:10 |
回数 | 全4回 |
定員 | 30名 |
最少催行人数 | 8名 |
受講料 | 13,200円 |
教材費(全員対象) |
講座詳細
俊徳丸、小栗判官、山椒大夫などで知られる説経節は、能や歌舞伎、浄瑠璃、近世・近代の小説にさまざまに引用・翻案され、日本文化をトータルに(全体的に)把握するうえで欠かせない存在になっています。一般には、森鴎外によって翻案された「山椒大夫」の童話が広く知られていますが、いわゆるスーパー歌舞伎の「オグリ」も説経節の「小栗判官」に取材しています。また、「俊徳丸」は、能の「夜法師」、寺山修司の「身毒丸」(藤原竜也、白石加代子主演)などに翻案され、現在も上演されますが、それらの原点ともいえる説経節の物語を、最新のテキスト(岩波文庫、兵藤裕己編)で読み解きます。
この講座は学習院大学南1号館の教室で行います。
注意事項
テキスト:兵藤裕己編『説経節,俊徳丸・小栗判官他三篇』
(岩波文庫2023年7月刊)1,210円
(テキストはご自身でお買い求めください。)
講師
兵藤裕己(ヒョウドウヒロミ) 学習院大学名誉教授
【プロフィール】
1975年京都大学文学部卒業、1984年東京大学大学院博士課程修了。2001年『平家物語の歴史と芸能』で文学博士。埼玉大学、成城大学を経て、2001年、学習院大学文学部教授。日本文学・芸能論を専門領域とする。著書、『太平記〈よみ〉の可能性』(講談社学術文庫、サントリー学芸賞受賞)、『平家物語の読み方』(ちくま学芸文庫)、『後醍醐天皇』(岩波新書)、『琵琶法師』(同)、『声の国民国家』(講談社学術文庫)、『物語の近代』(岩波書店)、『演じられた近代』(同)など。校注に、岩波文庫『太平記』全6冊がある。古典研究から近代文学全般に視野を広げている。
講座スケジュール
回 | 実施日 | 時間 | 講座内容 | 担当講師 |
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1 | 10/29(日) | 10:40~12:10 | 俊徳丸の物語と「病」 | 兵藤 裕己 |
2 | 11/12(日) | 10:40~12:10 | 俊徳丸伝承と、能、歌舞伎 | 兵藤 裕己 |
3 | 11/26(日) | 10:40~12:10 | 現代演劇「身毒丸」の世界と、三島由紀夫『近代能楽集』 | 兵藤 裕己 |
4 | 12/10(日) | 10:40~12:10 | 「愛護の若」と「俊徳丸」の宗教的背景 | 兵藤 裕己 |