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【053】忘れられた貝原益軒の「老いと養生」「見る」ことから「考える」ことへ
2018年春

講座番号 | 053 |
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開催日 | 2018/08/07 ~ 2018/09/04 |
曜日 | 火 |
時間 | 10:40 ~ 12:10 |
回数 | 全4回 |
定員 | 30名 |
最少催行人数 | 8名 |
受講料 | 12,960円 |
教材費(全員対象) |
講座詳細
講義は現代人の「生と死」を、改めて自分の問題として再考してみましょう。「悠々自適は素晴らしい」と云う老人は、本当に自分の存在を確信しているのか。「退職後は自分の好きなことをして、楽に暮らす」これも真実なのか。健康食品・毎朝強歩・水泳・仲間との演歌などは、老人の生きる真の糧なのか。「老いの道」の真相を改めて「己の細道」を考えましょう。主題は、江戸時代に活躍した貝原益軒の『楽訓』『養生訓』の主要な項目を紹介します。
「学ばざる人は、内にある楽を知らず。また、外なる楽を空しくす」避けることも出来ぬ「老い」の道を歩むのも必然。自分の細道を再考しましょう。
前半は「老いて下り坂ゆえの自由」「知る事より考える」「老いの目標は考えない」「口先神仏願望」「日本型現世利益主義」など、現在的な立場から講義後半は、益軒の『楽訓』『養生訓』の主要な部分を解説
*小澤富夫代先生担当講座012「続「松屋会記」:松屋久政の茶会記」もぜひご覧ください
講師
小澤富夫(オザワトミオ) 元玉川学園女子短期大学教授
【プロフィール】
1960年学習院大学大学院人文科学研究科修士課程修了。哲学博士。元玉川学園女子短期大学教授。著書「家訓」(講談社学術文庫)、「武家家訓遺訓集成」、「歴史としての武士道」(ぺりかん社)、「おとなの江戸東京ドリル」(共著、ダイヤモンド社)、「武士としては」(雄山閣)「戦国武将の遺言状」(文春新書)など。
講座スケジュール
回 | 実施日 | 時間 | 講座内容 | 担当講師 |
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1 | 8/7(火) | 10:40~12:10 | 小澤 富夫 | |
2 | 8/21(火) | 10:40~12:10 | 小澤 富夫 | |
3 | 8/28(火) | 10:40~12:10 | 小澤 富夫 | |
4 | 9/4(火) | 10:40~12:10 | 小澤 富夫 |