【006】『今昔物語集』から平安朝の人々の生き方をさぐる

2018年秋

受付終了
講座番号 006
開催日 2018/09/16 ~ 2018/12/02
曜日
時間 13:00 ~ 14:30
回数 全6回
定員 40名
最少催行人数 8名
受講料 19,440円
教材費(全員対象)

講座詳細

『今昔物語集』は1000以上の説話を収めた平安時代の説話集です。鮮やかな表現が特徴で、本朝の巻々では、天皇から庶民、変化の者たちが、人間臭い振舞いや不思議な行動を繰り広げ、現代からかけ離れた平安時代の人々の感覚や世相を知ることができます。今回は、死刑にかかわる話を中心に、女房の不思議な死、天皇の不思議な琵琶の話、御利益をめぐる世知辛い話を読みます。歴史学が専門の講師とともに、『源氏物語』からは見えない平安時代を旅しましょう。
   *髑髏どくろになっても法華経を読誦した僧の話
   *羅生門の死体をみた盗人の話
   *ある歌人の女性が鳥辺野で最期を迎える話
   *灯火に姿が映った女がにわかに死ぬ話
   *羅城門の鬼に盗まれた琵琶玄象
   *清水に千度詣した男がその権利を他人に譲渡する話
※ 各説話、長いもの短いものがあるので、1回1話とは限りません。順次読み進め、進行具合で順序を入れ替えたりすることがあります

注意事項

教材は『今昔物語集』三~五(新日本古典文学大系、岩波書店)の必要部分をプリントにします。

講師

中込律子(ナカゴミリツコ) 学習院大学・学習院女子大学・國學院大學講師

【プロフィール】
1988年学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士後期課程単位取得。博士(史学)。学習院大学・学習院女子大学・國學院大學非常勤講師。著書『平安時代の税財政構造と受領』(校倉書房)、共著『王朝の権力と表象』(森話社)・『平安京 くらしと風景』(東京堂出版)・『古代の人物』第6巻(清文堂出版)・『人と動物の日本史』第2巻(吉川弘文館)、共監修『勘仲記』第一・第二(史料纂集、八木書店)など。

講座スケジュール

実施日 時間 講座内容 担当講師
1 9/16(日) 13:00~14:30 中込 律子
2 9/30(日) 13:00~14:30 中込 律子
3 10/7(日) 13:00~14:30 中込 律子
4 10/28(日) 13:00~14:30 中込 律子
5 11/18(日) 13:00~14:30 中込 律子
6 12/2(日) 13:00~14:30 中込 律子

受付終了

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