【021】西田哲学と田辺哲学の対決  【対面講座】
京都学派シリーズ 3

2022年春

受付終了
講座番号 021
開催日 2022/05/21 ~ 2022/07/16
曜日
時間 13:00 ~ 14:30
回数 全5回
定員 20名
最少催行人数 8名
受講料 16,500円
教材費(全員対象)

講座詳細

西田幾多郎は近代日本の最初の独創的な哲学者ですが、またその周囲 には自由闊達な知のネットワークが形成されました。これが世にいう 「京都学派」の誕生です。そこでは西田哲学の批判と克服も真剣に試み られます。その最も厳しい批判は、西田の後任であった田辺元(1885- 1962)からのものでした。哲学の方法として「直観」に対し「弁証法」を 主張した田辺は、戦後は一転「懺悔道」という独自の境地を開きます。 「哲学」の古くて新しい問いでもある西田と田辺の思想対決を検証する ことで、異形ながら生きた「哲学入門」になれば、と願っています。

この講座は学習院大学南1号館の教室で行います。

注意事項

参考文献:田辺元『懺悔道としての哲学・死の哲学』(京都哲学撰書3、燈影舎2000年)
※本講座は「京都学派シリーズ 3」ですが、今回初めて受講される方にも十分配慮いたします。
※春期から、曜日・講座時間を変更しています。ご注意ください。

講師

酒井潔(サカイキヨシ) 学習院大学名誉教授

【プロフィール】
1974年京都大学文学部哲学科卒業。1982年京都大学大学院文学研究科哲学専攻博士課程修了。日本学術振興会奨励研究員、京都女子大学専任講師、岡山大学助教授を経て1995年より学習院大学文学部哲学科教授。専攻は哲学・哲学史。ライプニッツ、カント、ハイデッガーを中心とした近現代ドイツ哲学が専門領域。現象学、形而上学、比較思想のアプロ―チから研究している。2009年~現在

講座スケジュール

実施日 時間 講座内容 担当講師
1 5/21(土) 13:00~14:30 「京都学派」とは何であったか――Introduction 酒井 潔
2 6/4(土) 13:00~14:30 西田哲学の特徴と課題 酒井 潔
3 6/18(土) 13:00~14:30 田辺元による西田哲学批判 酒井 潔
4 7/2(土) 13:00~14:30 田辺元『懺悔道としての哲学』(1946) 酒井 潔
5 7/16(土) 13:00~14:30 田辺元「メメント・モリ」(1958)――まとめ 酒井 潔

受付終了

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