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【033】「くに」になるザルツブルク 【対面講座】
ザルツブルクの社会史をたどる(2)
2023年春

講座番号 | 033 |
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開催日 | 2023/05/27 ~ 2023/07/08 |
曜日 | 土 |
時間 | 15:00 ~ 16:30 |
回数 | 全4回 |
定員 | 30名 |
最少催行人数 | 8名 |
受講料 | 13,200円 |
教材費(全員対象) |
講座詳細
9世紀、フランク王国の統治機構の重要な一部となったザルツブルクですが、布教活動の挫折や皇帝と教皇の間の争いの中で徐々に政治的にも経済的にも自立した「くに」へと変容し、聖職者であるザルツブルク大司教は世俗統治をも行う「殿様」になっていきます。盛期中世から近世初期までのザルツブルクを以下のような切り口で眺めてみましょう。
この講座は学習院大学南1号館の教室で行います。
注意事項
2022年秋に始まった新シリーズですが、今回から参加される受講者の方にも配慮し、時代背景の理解に必要な基本事項を解説しつつ進める予定です。
講師
後藤秀和(ゴトウヒデカズ) 慶応義塾大学・日本大学講師
【プロフィール】
1997年学習院大学文学部史学科卒業。2000年学習院大学人文科学研究科史学専攻博士前期課程修了。元学習院大学文学部助手。専門はヨーロッパ近世近代社会史。テーマとしては食・動物・家畜・農村世帯構造など、地域としてはザルツブルク(オーストリア)に重点をおいて研究を進めている。慶応義塾大学・日本大学非常勤講師。「聖界領邦ザルツブルクとその世俗化」大津留厚・水野博子・河野淳・岩崎周一編『ハプスブルク史研究入門』(昭和堂)
講座スケジュール
回 | 実施日 | 時間 | 講座内容 | 担当講師 |
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1 | 5/27(土) | 15:00~16:30 | 対スラヴ人布教の成否 西ヨーロッパと東ヨーロッパの分かれ目 |
後藤 秀和 |
2 | 6/10(土) | 15:00~16:30 | 聖職叙任権闘争と領邦形成 皇帝フリードリヒ2世と大司教エーバーハルト2世 |
後藤 秀和 |
3 | 6/24(土) | 15:00~16:30 | 「中世の秋」の時代と内憂外患 バイエルンからの最終的分離 |
後藤 秀和 |
4 | 7/8(土) | 15:00~16:30 | 激動の近世の始まり 宗教改革と農民戦争 |
後藤 秀和 |