【030】三宅剛一の人と哲学【Zoom講座】 京都学派シリーズ6

2023年秋

受付終了
講座番号 030
開催日 2023/10/21 ~ 2023/12/09
曜日
時間 13:00 ~ 14:30
回数 全3回
定員 30名
最少催行人数 8名
受講料 9,900円
教材費(全員対象)

講座詳細

「最後の体系的哲学者」とも称され、原典の厳密な読解と、批判的で厳正な思索と共に昭和期日本の哲学界を牽引した三宅剛一(明治28年(1895)~昭和57年(1982))。彼もまた京都帝国大学哲学科で西田幾多郎に学び、師友との学問的・人間的な交流を生涯持ち続けた一人である。『学の形成と自然的世界』(1940)や『人間存在論』(1966)など不朽の業績をのこしたが、エッセーなどはいっさい書かなかったことから一般には馴染がうすい。しかし、我が国の精神文化の液状化とその全面化が危惧されて久しい今、「哲学とは何か」を改めて問おうとするわれわれにとって、三宅剛一の人と哲学は変わらぬ不動の道標であるだろう。本講座では、スライドやコピー資料などにより、なし得る限り具体的な理解を目指します。

講師

酒井潔(サカイキヨシ) 学習院大学名誉教授

【プロフィール】
1974年京都大学文学部哲学科卒業。1982年京都大学大学院文学研究科哲学専攻博士課程修了。日本学術振興会奨励研究員、京都女子大学専任講師、岡山大学助教授を経て1995年より学習院大学文学部哲学科教授。専攻は哲学・哲学史。ライプニッツ、カント、ハイデッガーを中心とした近現代ドイツ哲学が専門領域。現象学、形而上学、比較思想のアプロ―チから研究している。2009年~現在

講座スケジュール

実施日 時間 講座内容 担当講師
1 10/21(土) 13:00~14:30 西田幾多郎と三宅剛一 ―「京都学派」の良心とは何だったか 酒井 潔
2 11/11(土) 13:00~14:30 三宅剛一の生涯と哲学 ― 現象学、哲学史、ドイツ観念論の研究を中心に 酒井 潔
3 12/9(土) 13:00~14:30 「経験的現実の哲学」―『人間存在論』について 酒井 潔

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