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【004】江戸幕府と天皇・朝廷 【対面講座】
講座番号 | 004 |
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開催日 | 2025/05/31 ~ 2025/06/28 |
曜日 | 土 |
時間 | 15:15 ~ 16:45 |
回数 | 全3回 |
定員 | 30名 |
最少催行人数 | 8名 |
受講料 | 9,900円 |
教材費(全員対象) |
講座詳細
江戸時代の天皇は、現代の象徴天皇と似たところがあります。それは政治的権力をいっさい持たない点です。行動は制限され、禁裏(御所)から外出はできず、現代よりはるかに窮屈な存在に置かれていました。幕府は手のひらに握りしめるように、天皇と朝廷のもつ権威や伝統的な機能を独占して、全国を統治するのに役立てました。そうするために天皇・朝廷を統制する機構をつくり運用していきました。幕末になると、天皇・朝廷は幕府の手のひらから放れ、やがて王政復古に向かいます。本講座では、江戸時代の天皇・朝廷が、幕府によってどのように統制されたのか、にもかかわらずどのようにして王政復古に向かったのかを考えていきます。
注意事項
テキスト:高埜利彦著『江戸幕府と朝廷』山川出版社880円
(テキストはご自身でお買い求めください。)
講師
高埜利彦(タカノトシヒコ) 学習院大学名誉教授
【プロフィール】
1972年東京大学文学部卒業。同大学院を経て1974年東京大学史科編纂所所員。1981年より学習院大学文学部史学科助教授。2008年同大学大学院アーカイブズ学専攻教授。2018年定年退職、学習院大学名誉教授。専門は江戸時代史(天皇・朝廷研究、宗教史、相撲)、アーカイブズ学(記録史料学)。著書、『近世日本の国家権力と宗教』(東京大学出版会、1989)、『江戸幕府と朝廷』(山川出版社、2001)、『近世の朝廷と宗教』(吉川弘文館、2014)、『天下泰平の時代』(岩波新書、2015)、『江戸時代の神社』(山川出版社、2019)、『相撲』(山川出版社、2022年)など。
講座スケジュール
回 | 実施日 | 時間 | 講座内容 | 担当講師 |
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1 | 5/31(土) | 15:15~16:45 | 江戸幕府と天皇・朝廷(1) | 高埜 利彦 |
2 | 6/14(土) | 15:15~16:45 | 江戸幕府と天皇・朝廷(2) | 高埜 利彦 |
3 | 6/28(土) | 15:15~16:45 | 江戸幕府と天皇・朝廷(3) | 高埜 利彦 |