【036】ザルツブルクの社会史をたどる(6)  【対面講座】
新聞と旅行記からみる近世末期という時代

2025年春

講座番号 036
開催日 2025/05/17 ~ 2025/07/19
曜日
時間 15:15 ~ 16:45
回数 全4回
定員 30名
最少催行人数 8名
受講料 13,200円
教材費(全員対象)

講座詳細

世俗統治権を持つ最後のザルツブルク大司教ヒエロニュムス・コロレドは、民衆に支持されたかは別として、このカトリックの領邦に啓蒙の光をもたらしました。測量技術を背景にした土地台帳の導入で経済状況を改善した彼は、理性を行使するための原動力、すなわち学術や出版の領域も活性化させます。他領から多くの知識人が招聘され、新聞や旅行記など多くの文書が生み出されました。その読解を通じて近世末期の雰囲気を感じてみましょう。

注意事項

2022年秋から続くシリーズですが、今回から参加される受講者の方にも配慮し、必要に応じて時代背景の理解に必要な基本事項を解説しつつ進めます。

講師

後藤秀和(ゴトウヒデカズ) 慶応義塾大学・日本大学講師

【プロフィール】
1997年学習院大学文学部史学科卒業。2000年学習院大学人文科学研究科史学専攻博士前期課程修了。元学習院大学文学部助手。専門はヨーロッパ近世近代社会史。テーマとしては食・動物・家畜・農村世帯構造など、地域としてはザルツブルク(オーストリア)に重点をおいて研究を進めている。慶応義塾大学・日本大学非常勤講師。「聖界領邦ザルツブルクとその世俗化」大津留厚・水野博子・河野淳・岩崎周一編『ハプスブルク史研究入門』(昭和堂)

講座スケジュール

実施日 時間 講座内容 担当講師
1 5/17(土) 15:15~16:45 啓蒙を支える知識人
出版人ローレンツ・ヒュープナーの招聘と新聞の発行
後藤 秀和
2 6/7(土) 15:15~16:45 インテリゲンツ・ブラットを読む
①官報か自由な表現の場か
後藤 秀和
3 6/28(土) 15:15~16:45 インテリゲンツ・ブラットを読む
②多種多様な記事
後藤 秀和
4 7/19(土) 15:15~16:45 地誌と旅行記
その歴史的価値と政治外交的役割
後藤 秀和

受講申込

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