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【S09】世界音楽としての琵琶楽・・・
2011年秋
講座番号 | S09 |
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開催日 | 2011/10/14 |
曜日 | 金 |
時間 | 15:00 ~ 17:00 |
回数 | 全1回 |
定員 | 90名 |
最少催行人数 | 15名 |
受講料 | 1,500円 |
教材費(全員対象) |
講座詳細
世界の民族・宗教・文化と日本文化を結ぶ日本琵琶楽を世界音楽学として再検討します。先ず、仏教伝来と日本琵琶楽の由来の密接な関係について考えていきます。2,000年前に中央アジアのクシャン王朝で興された新しい仏教彫刻や芸術等がシルクロードを経て、日本の文化を大きく変えました。最初に法隆寺の伎楽と琵琶の天人の例があります。奈良の正倉院宝物殿の琵琶と後世の雅楽用琵琶(楽琵琶)は殆ど同じで、平家琵琶もその形の小琵琶と言われています。
後の戦国時代に島津忠良(号は日新斎、1492~1568年)は、「武蔵野」「迷悟もどき」「花の香」などの道徳教訓歌を作り、薩摩盲僧第三十一代の検校淵脇長寿院に作曲させたのが薩摩琵琶歌の起源です。その具体的な例として、キリシタン文化との出会いを背景に作曲された薩摩琵琶歌「迷悟もどき」などを紹介いたします。
平家琵琶相伝者の後藤光樹先生による平曲「小原御幸」もお聴きいただきます。
注意事項
本講座は、複数受講割引対象外講座です。
講師
George・WGish(ジョージ・Wギッシュ) 青山学院大学名誉教授
【プロフィール】
1936年アメリカ合衆国カンザス州生まれ。エンポリア・カンザス州立大学卒業(音楽と物理学専攻)後初来日し、名古屋で教鞭を執り、日本音楽に興味を抱く。ミシガン大学大学院で琵琶音楽を研究。修士卒論は「日本における琵琶の由来と発展」。1968年辻靖剛先生に出会い、最初の弟子になって薩摩琵琶を習い、1969年に館山甲午先生と出会い平家琵琶普及後援会を設立。1989~2003年青山学院大学で日本文化史を教える。論文多数、主な著書「ワンダフルディファレンス」(学習研究社)。
後藤光樹(ゴトウミツキ) 前田流平家琵琶詩曲相伝者
講座スケジュール
回 | 実施日 | 時間 | 講座内容 | 担当講師 |
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1 | 10/14(金) | 15:00~17:00 |
George・W Gish 後藤 光樹 |