【007】『今昔物語集』の世界を旅する説話のなかの平安時代

2015年秋

受付終了
講座番号 007
開催日 2015/10/01 ~ 2015/12/10
曜日
時間 13:00 ~ 14:30
回数 全6回
定員 30名
最少催行人数 8名
受講料 18,000円
教材費(全員対象)

講座詳細

『今昔物語集』は1000以上もの説話を収めた平安時代の説話集です。生き生きとした表現が特徴で、本朝(日本)の巻々には、天皇・貴族や武士から庶民、鬼や天狗などが登場し、人間臭い振る舞いや不思議な行動を繰り広げていてます。芥川龍之介がインスピレーションをうけて多くの短編を書いていることは有名で、今回は、『鼻』の素材となった説話も採りあげます。これらの説話の原文を読むと、現在人が信じられないような平安時代の人々の感覚や世相を感じとることが出来ます。そのほかにも色々なタイプの説話を選び、順次読み進めます。歴史学を専門とする講師とともに、『源氏物語』からは見えない平安時代の京・地方をご一緒に旅しましょう。

・震旦の天狗の智羅永寿が日本に来る話
・禅珍(禅智)内供の鼻の話
・六の宮の姫君
・勝尾寺の僧が沙弥教信の往生を本人から伝えられる話
・日向守が口封じで書生を殺す話
・鬼が油瓶となって人を殺す話

※各説話、長いもの短いものがあるので、1 回1 話とは限りません。順次読み進め、進行具合で話の順序を入れ替えることもあります。

注意事項

*参考図書「今昔物語集」三〜五(新日本古典文学大系、岩波書店)

講師

中込律子(ナカゴミリツコ) 学習院大学・学習院女子大学・國學院大學講師

【プロフィール】
1988年学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士後期課程単位取得。博士(史学)。学習院大学・学習院女子大学・國學院大學非常勤講師。著書『平安時代の税財政構造と受領』(校倉書房)、共著『王朝の権力と表象』(森話社)・『平安京 くらしと風景』(東京堂出版)・『古代の人物』第6巻(清文堂出版)・『人と動物の日本史』第2巻(吉川弘文館)、共監修『勘仲記』第一・第二(史料纂集、八木書店)など。

講座スケジュール

実施日 時間 講座内容 担当講師
1 10/1(木) 13:00~14:30 中込 律子
2 10/15(木) 13:00~14:30 中込 律子
3 10/29(木) 13:00~14:30 中込 律子
4 11/12(木) 13:00~14:30 中込 律子
5 11/26(木) 13:00~14:30 中込 律子
6 12/10(木) 13:00~14:30 中込 律子

受付終了

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