【S02】世界遺産の核に迫る-その意義と目的とは?-

2016年秋

受付終了
講座番号 S02
開催日 2016/09/24
曜日
時間 13:30 ~ 15:00
回数 全1回
定員 270名
最少催行人数 8名
受講料 1,500円
教材費(全員対象)

講座詳細

2016年5 月、東京・上野の国立西洋美術館本館がユネスコの世界文化遺産に登録される見通しとなり、メディアで大きく取り上げられました。設計者のル・コルビュジエ(1887~1965)は、20世紀を代表する大建築家です。今回の西洋美術館の登録は、日本を含む世界七か国(フランス、スイス、ドイツ、ベルギー、アルゼンチン、インド)、まさしく国境を超えた世界遺産です。この裏側には、大変な努力が隠されているはずです。
これまで日本には、自然との調和と高い木造建築技術で知られる清水寺をはじめとする「古都京都」、2 度目の挑戦でようやく登録された「平泉」、登録のために発想転換までした「富士山」など、様々な世界遺産があります。今回の西洋美術館は、どのような点が評価され世界遺産リストに推薦されたのか、その世界的な価値や意義を紹介していきます。そもそも世界遺産とは、何のためにあるのでしょう?歴史遺産の保護?観光による地域の活性化?あるいは別の目的があるのでしょうか?皆さんと一緒に、世界遺産の真の役割についても考えたいと思います。

<本特別講座は、学習院女子大学2号館3階236教室で開催いたします>

注意事項

*複数受講割引対象外講座
*草上会会員は申込時に会員である旨をお申し出ください。
学習院女子大学・草上会共催講座

講師

ウーゴミズコ(ウーゴミズコ) 学習院女子大学准教授

【プロフィール】
ミラノ工科大学建築学部卒業(イタリア)、同大学院歴史的建造物保存修復学専攻を経て、東京大学大学院工学系研究科博士後期課程修了。博士(工学)。国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)でアソシエート・エキスパートとしてカイロ事務所(エジプト)・パリ本部(フランス)に勤務し、世界遺産条約の執行、アラブ諸国の文化財の保存活用プロジェクトに携わる。その後、東京文化財研究所等を経て、2009年より現職。専攻は建築史で、とくに歴史的建造物の保存修復に関する理念・方法の国際比較を専門としている。主著に、「「世界遺産」という取り組み」、秋田貴廣(編)『文化財保存学入門』(丸善プラネット出版、2012年)、『Storia Urbana(都市史)』(日本における戦災復興と文化財保存に関する特別号、共著、共編、FrancoAngeli出版, 第140・141号、2013年)など。

講座スケジュール

実施日 時間 講座内容 担当講師
1 9/24(土) 13:30~15:00 ウーゴ ミズコ

受付終了

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