【004】武士と朝廷の歴史物語  【対面講座】  NEW!
-『平家物語』の読み方-

2023年春

受付終了
講座番号 004
開催日 2023/05/13 ~ 2023/06/10
曜日
時間 13:00 ~ 14:30
回数 全5回
定員 40名
最少催行人数 8名
受講料 16,500円
教材費(全員対象)

講座詳細

現在、一般的に読まれている『平家物語』は、覚一本(かくいちぼん)といいます。南北朝時代の1371年に、覚一検校によって作られました。この覚一本の作られた経緯は、足利将軍が南北朝の戦乱に勝利した経緯と密接に関わっています。『平家物語』は、無常観を語る文学とみなされますが、それがじつは政治的な成立背景を持ち、日本歴史の推移に大きな影響を及ぼしたことを考えます。

この講座は学習院大学南1号館の教室で行います。

講師

兵藤裕己(ヒョウドウヒロミ) 学習院大学名誉教授

【プロフィール】
1975年京都大学文学部卒業、1984年東京大学大学院博士課程修了。2001年『平家物語の歴史と芸能』で文学博士。埼玉大学、成城大学を経て、2001年、学習院大学文学部教授。日本文学・芸能論を専門領域とする。著書、『太平記〈よみ〉の可能性』(講談社学術文庫、サントリー学芸賞受賞)、『平家物語の読み方』(ちくま学芸文庫)、『後醍醐天皇』(岩波新書)、『琵琶法師』(同)、『声の国民国家』(講談社学術文庫)、『物語の近代』(岩波書店)、『演じられた近代』(同)など。校注に、岩波文庫『太平記』全6冊がある。古典研究から近代文学全般に視野を広げている。

講座スケジュール

実施日 時間 講座内容 担当講師
1 5/13(土) 13:00~14:30 12世紀の内乱と『平家物語』の源平交代史 兵藤 裕己
2 5/20(土) 13:00~14:30 北条氏から足利氏へ、そして徳川家康へ 兵藤 裕己
3 5/27(土) 13:00~14:30 『平家物語』の覚一本が作られた理由 兵藤 裕己
4 6/3(土) 13:00~14:30 『平家物語』と『太平記』
―後醍醐天皇の企て―
兵藤 裕己
5 6/10(土) 13:00~14:30 『平家物語』の本質とその魅力 兵藤 裕己

受付終了

申込リストを確認する

<<講座一覧に戻る

↑ページの先頭へ

Copyright © 2008 Gakushuin Sakura Academy. All rights reserved.