【S02】説教節ワールドを読み解く  【対面講座】
スーパー歌舞伎「オグリ」、藤原竜也 「身 しん 毒 とく 丸 まる 」などに翻案されて現代に蘇る

2024年春

講座番号 S02
開催日 2024/06/01
曜日
時間 13:30 ~ 15:00
回数 全1回
定員 100名
最少催行人数 8名
受講料 2,200円
教材費(全員対象)

講座詳細

「説経節」は中世から江戸初期にかけて盛んに行われた神仏の由来などを説く語り物芸能です。俊徳丸、小栗判官、山椒大夫などで知られる説経節は、能や歌舞伎、浄瑠璃、近代の演劇や小説にさまざまに翻案され、日本文化をトータルに把握する上で重要な存在です。森鴎外が翻案した「山椒大夫」の童話が広く知られていますが、スーパー歌舞伎の「オグリ」も説経節の「小栗判官」に取材しており、「俊徳丸」は、能の「弱法 師」、寺山修司の「身毒丸」(藤原竜也、白石加代子主演)などに翻案され上演されています。それらの原点ともいえる説経節の物語を、最新のテキストで読み解きます。

この講座は学習院大学中央教育研究棟の教室で行います。


*兵藤裕己先生担当講座 004「『太平記』の時代とその後の日本」の講座もぜひご覧ください。

講師

兵藤裕己(ヒョウドウヒロミ) 学習院大学名誉教授

【プロフィール】
1975年京都大学文学部卒業、1984年東京大学大学院博士課程修了。2001年『平家物語の歴史と芸能』で文学博士。埼玉大学、成城大学を経て、2001年、学習院大学文学部教授。日本文学・芸能論を専門領域とする。著書、『太平記〈よみ〉の可能性』(講談社学術文庫、サントリー学芸賞受賞)、『平家物語の読み方』(ちくま学芸文庫)、『後醍醐天皇』(岩波新書)、『琵琶法師』(同)、『声の国民国家』(講談社学術文庫)、『物語の近代』(岩波書店)、『演じられた近代』(同)など。校注に、岩波文庫『太平記』全6冊がある。古典研究から近代文学全般に視野を広げている。

講座スケジュール

実施日 時間 講座内容 担当講師
1 6/1(土) 13:30~15:00 兵藤 裕己

受講申込

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